無在庫輸入転売は無在庫オンリーで良いのか？
現在実践している無在庫輸入転売の続きです。
無在庫輸入転売は、海外から輸入した商品を日本のAmazon.co.jpで販売するという手法で、在庫を持たないというのが特徴でした。
では、全く在庫を持たないでビジネスができるかというと、そうではありません。
Amazon.co.jpのプラットフォーム上で販売実績をあげないと、商品登録をしても上位に表示されませんので、有在庫商品の販売も平行して行います。
これを「評価用商品の販売」と言っています。
評価用商品は、基本的にFBA販売を行います。FBA販売というのは、アマゾンの倉庫に商品を預けておき、注文が入るとアマゾンが出荷を行ってくれる販売方式です。
一旦商品をアマゾン倉庫に送ってしまえば、あとの作業はすべてアマゾンがやってくれます。ただし、その分手数料は高いです。
アマゾンはFBA販売を推奨しています。商品をあらかじめ倉庫に預ける必要があるので、これは有在庫販売になります。商品がある限り在庫切れにはなりません。購入者も注文後数日以内で商品を受け取ることができます。
FBA販売の販売手数料はかなり高いので、アマゾンの収益の１つになっています。したがって、当然のことながらアマゾンはFBA販売を多量に行うセラーを優遇します。
具体的には、カート獲得率が上がるといわれています。カートが取れると、商品が売れやすくなります。
そのため、無在庫輸入セラーもせっせと評価用商品を購入して、アマゾン倉庫に預けるのです。
では、どのような商品が「評価用商品」に向いているのでしょうか？
良く言われるのが、文房具です。 比較的価格が安く数が売れるので、評価用商品に良いといわれています。
しかしながら、評価用商品といえども、利益を度外視して販売するわけにもいかず、なかなか利益トントン以上の商品を見つけるのが大変です。
私の場合は食品をメインに行っています。 特に「沖縄限定販売」商品はライバルセラーも少なく、比較的商品を見つけやすいです。
現時点でアマゾンは一定の条件を満たすとFBA納品の送料無料キャンペーンを行っています。
沖縄からアマゾン倉庫までの送料はけっこう高いので、この送料無料キャンペーンは沖縄在住者にとってありがたいです。
その分、沖縄在住のセラー同士の競合になる場合もありますが、私の場合は「評価用商品」と割り切って出品し、最悪収支トントンでかまわないので、けっこう価格競争力のある値付けができます。
ということで、無在庫輸入転売といえども、１００％無在庫転売では売上の増加は見込めないということです。クレジットカードを使って１か月以内に売り切れば、資金繰りの問題は回避できますが、万一評価用商品の売れ行きが悪いと、資金繰りも心配しなければなりません。
今日のまとめ：無在庫輸入転売も有在庫転売を併用することが必要