還暦を過ぎてのアルバイト探し
サラリーマンを卒業して2年目になります。
業務委託の仕事と、インターネットを使ったビジネスを行っていますが、収入が安定しないので、日払いバイトの職を探してみました。
還暦を過ぎると極端に仕事が無くなるという話を聞いたことがありましたが、実際に職探しをしてみると、たしかに雇ってくれるところが極端に少ないことがわかりました。
昔の日払いバイトは、東京なら山谷の集合場所に集まって、その場で採用・不採用が決まり、採用された人たちはトラックの荷台に乗せられて肉体労働に行くというスタイルでした。
インターネット時代の現在では、日払いバイトもWeb登録ができ、ネット上で仕事の申し込みができるんですね。
最初に応募したのは、某有名家具メーカーの配送センターのバイトでした。
結論から言うと、一日で行くのをやめました。
若くて体力のある男性だったら大丈夫だと思いますが、還暦のおやじには体力的に厳しいものがありました。
主な仕事は、20フィートコンテナ一杯に詰められた家具を仕分け所に運ぶ仕事です。
総重量50kg以上のソファーや、ダブルベッドのクッション部分などを1人で運ばなければなりませんでした。
1日仕事をしただけで、体重が2kg以上減りました。
お金を貰えるダイエットだと思えば良いのですが、体力的に続けることは不可能でした。
次に応募したのは、段ボールの加工会社でした。
色々な形状の段ボールを作成する会社の本社工場でした。
考えてみると、私の人生で工場で働いた経験が皆無でしたので、いろいろな機械が並んでいて、その機械を駆使して製品を作っていくという経験は新鮮でした。
中小企業診断士試験を受験した際に、工場の稼働率を上げるための施策という勉強をしましたが、その際に工場のラインの効率化という項目がありました。
その当時は工場での勤務経験が皆無でしたので、机上の空論で勉強しておりましたが、実際に工場で働いてみると、稼働率向上の肝というのが実感できました。
1日単位で好きな時に応募して働けるので、掛け持ちで仕事をしている私にとって、とてもありがたい環境です。
また、日頃の運動不足解消にもなりそうです。
考えてみると、学生時代にいろいろなアルバイトは経験したものの、社会人になってからは、特定の仕事しかしていなかったことに気が付きました。
せっかくサラリーマンを卒業して自由になったので、いろいろなアルバイトをしてみるのも楽しいかなと思いました。
体力的には40歳代に負けない程度の体力を維持している自負はありますので、あとは年齢で門前払いをされる会社を避けて、いろいろなアルバイトを経験してみようと思います。