無在庫輸入転売は本当にリスクが0なのか?
現在メインで取り組んでいるのが、無在庫輸入転売です。
日本のアマゾンに出品して、商品が売れたら海外のインターネットショッピングサイトで仕入れて、輸入販売をするというビジネスモデルです。
このビジネスモデルの利点として、主に次の3点が挙げられます。
1.売れてから仕入れるので、不良在庫を持たなくて良い
2.クレジットカードで支払って、先に売上金を受領するので、自己資金が少なくてもできる
3.売り先が日本なので、英語ができなくてもOK
これは本当なのでしょうか?
1.については、確かに売れてから仕入れるので、不要在庫を持たなくてよい点では、有在庫販売に比べてリスクが少なくなります。
しかしながら、売れてから仕入れを行った後、日本へ配送中に購入者がキャンセルしたり、実際に納品後に購入者がキャンセルしたりする場合があります。
実際、私も過去に商品の配送途中で購入者からキャンセルを受けたことが複数回あります。
販売プラットフォームはAmazon.co.jpを使っています。アマゾンは「購入者は神様」ですから、ほぼどんな状況でも購入者はキャンセルができます。
したがって、リスクが0というわけにはいきません。
2.については確かにうまくクレジットカードの支払い期間を調整することにより、資金繰りが楽になります。
この場合注意が必要なのは、だんだん取引額が増えてきて、クレジットカード枠を使い果たしてしまうことです。
クレジットカード枠を使い果たしてしまったら、それ以上カード仕入れができなくなります。
これを回避するためには、できるだけたくさんのクレジットカードを自己アフィリで作成して、クレジットカード与信枠を増やしておくことが重要です。
無職の方や、学生さんなど、クレジットカードの与信枠を貰えない人や、自己破産等の過去があってクレジットカードが作れない人はちょっと辛いです。
私の場合は、サラリーマン時代にせっせと自己アフィリでクレジットカードを作ったので、与信枠は1500万円くらいあります。
これだけ与信枠があれば、当面は大丈夫だと思います。
3.については、英語ができなくてもなんとかならないこともないという感じです。(回りくどい言い方ですみません)
いくら購入者がAmazon.co.jpのお客さんだとしても、最近は外国人の購入者も増えています。 多くの外国人購入者は日本語がある程度できるのですが、中には全く日本語ができない人もいます。
仕入れ先はAmazon.comやeBayなどの海外のインターネットショッピングサイトとなります。もちろん使用言語は英語となりますので、英語が全くできない人はGoogle翻訳などに頼るしかありません。
また、商品配送中にロスとした、購入者キャンセルのため仕入れ先と返品交渉をしなければならないなど、英語で交渉をしなければならない局面は山ほど出てきます。
さらに、Amazon.comやeBay以外のメーカー直販サイト等はほとんどが英語なので、英語ができればそれだけ仕入れ先の幅が広がります。
無在庫輸入転売においては、英語ができることは相当なアドバンテージになると思っています。
もちろん、翻訳会社を使うとか、英語ができる人を雇うなど、外注化をすることによって対応は可能ですが、その分コストと時間がかかります。
このように、無在庫輸入転売はかならずしもリスク0ではありません。
しかしながら、どんなビジネスでもリスク0のビジネスはありません。他の転売ビジネスに比べれば金銭的なリスクが一番少ないのが無在庫輸入転売といえます。
もし、これからネットビジネスで物販を始める場合、無在庫輸入販売は1つの有効な選択肢になると思います。